フッ素ってなぁに?③
2020/09/18
~歯科医院でのフッ素塗布で生えたての歯を守る~
フッ素の歯への塗布は、生えたての歯のエナメル質(歯の最表層にある生体で最も硬い組織)に直接フッ素を作用させることによって歯の質を強化し、むし歯に抵抗する力を与えることを目的としています。
年に数回の実施で予防効果が得られるので、お子さんだけでなく高齢の患者さんにとっては負担の少ない予防処置です♬
フッ素の効果は確認されているもののフッ素を塗るだけでむし歯が完全に予防できるわけではありません。
日常の歯ブラシ、おやつの摂り方や食生活習慣、定期的な歯科医院でのお口のお掃除により成り立っています!
フッ素塗布は生えて間もない歯へ行うのがより効果的です。
生えて間もない歯は、未成熟なため反応しやすく歯の表面のフッ素の取り込み量が大きいためです。
そして、生えたての歯だけでなくそれ以前に生えて今までもフッ素を塗っている歯にも重ねてフッ素を塗ることで、よりむし歯予防の効果が高まります。
むし歯に最もなりやすいのは生えてから2~3年の間と言われています。
そのため、継続してフッ素を塗ること、そして歯が生え始めた1歳ころから永久歯が生えそろってから2~3年後までは少なくとも3か月~半年に1回のペースで歯科医院でフッ素塗布を行いましょう☆
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