しんデンタルクリニックのブログ

名古屋市西区の歯医者さん、しんデンタルクリニック。浅間町駅より徒歩1分、土曜日も診療。ブログでは、お知らせ、スタッフコラム、ワンポイントアドバイスなどを配信中。

*

そのお薬、歯科治療に影響があるかも!?②

      2020/10/02

出血が止まらなくなる!? ”抗血栓薬

 

抗血栓薬は血液を固まりにくくし、決戦で血管が詰まるのを防ぐ薬です。

代表的なものには、ワーファリン、バイアスピリンなどがあります。

 

☆簡単に説明すると…

 抗血栓薬は、脳梗塞や心筋梗塞を防ぐ薬です。

 血液をサラサラにする作用があるので、服用していると出血が止まりにくくなります。

 血の出る治療のイメージが少ない歯科治療ですが意外と出血する場面が多く、例えば歯石を取ったり、歯周病の検査をしていても歯ぐきの腫れている方は出血します。

 毎日の歯磨きでも出血することもあるかと思います。

 上記のような程度の出血では特に支障はありませんが、歯を抜いたり、インプラントの手術をしたりするとおおくのしゅっけつがあることもあります。

 しかしほとんどの場合では止血できますので、心配しないでください☆

 

☆手術後に内出血が起こることも…

 歯を抜いたり、インプラントの手術後にしっかり止血できたとしても、手術が終わってから皮膚に内出血を起こして、顔や首に青あざができることがありますが、1週間~2週間で自然に消えていきます。

 

☆服用を勝手にやめないでください!

 「治療のときに血が止まらないと困るから」といって医師への相談なく服用をやめないようにしてください!

 治療の際は医科への連携を取り、服用したままの施術が推奨されています。

 服用を中断して歯を抜いた方の約1%(493人中5人)が血栓が原因での発作を起こし、そのうち80%(4人)がなくなったという報告もあります。

 歯科と医科が連携していれば問題なく施術できるので服用されている方はお薬手帳とともにお申し出ください☆

 

 - お口の健康を守ろう, 衛生士のワンポイントコラム

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
入れ歯がはいったら①

新しい入れ歯を使い始めた最初の1ヶ月は、入れ歯に慣れるための大切な期間です。 今 …

no image
口臭 ④

舌ブラシというものをご存知ですか? 舌苔も口臭の原因になりますので 舌を磨くこと …

口腔乾燥症 2

唾液の成分は、様々な状況により変化するものです。 人種、遺伝的要因、妊娠、疾患の …

no image
唾液 ②

唾液の分泌は 夜寝ているときに少なくなります(´・ω・`) そのため、夜に口の中 …

no image
お口に合わせて選ぶ歯ブラシ⑤

今回はインプラント用のルシェロ歯ブラシについてです☆   インプラント …

no image
歯ブラシだけでは落とせない汚れ⑥

歯間ブラシやフロスは大人も子どもも使えます! いつも必ず引っかかるところがある→ …

no image
お家で簡単”プロ”磨き⑤

☆歯磨きの手順☆ ブラシを軽く表面に当て、奥歯から前歯にゆっくり引くように動かし …

no image
0歳からの歯と口の育ち③

☆お口の育ちと離乳食の進め方☆ 月齢はあくまでも目安です。 お子さんのお口の育ち …

no image
ホワイトニング

最近歯を白くしたいという患者さんが増えています。 笑った時に白い歯が見えると綺麗 …

no image
その薬、歯科治療に影響があるかも!?⑦

今までにお話してきた通り、何気なく飲んでいる常備薬が歯科の治療に支障をきたしたり …